戦国恋姫 初版画展 版画展示販売会 | アールジュネス(ARTJEUNESS)

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戦国恋姫 初版画展 版画展示販売会

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戦国恋姫初版画展 開催記念特別連載
Vol.1

今回初の版画化となる恋姫シリーズ。
開催まであと数週間ですが、その版画制作の裏側をのぞいてみましょう!

まずは既にご承知の方もいらっしゃるかとは思いますが、改めて「版画とは何か」ということについて触れてみましょう。

版画を一言で表すならば、「アールジュネスの版画作品は、作家と共に造り上げるアート作品である。」ということです。
作家自身の監修のもと、厳選された素材を使用し、熟練した工房の技で版画は作られていきます。


まずは版画工房にて職人が紙や素材、刷り方等を選んで試し刷りを制作。
それを元に作家様に細かな要望をいただき修正を重ねていきます。(色校正)
納得いくまで作り込んだものが完成品となり、世に残っていくのです。

では、今回の版画作品の色校正の一部をご紹介しましょう。
まずはこちらのイラストから。

版画タイトルは『四海連歌』です。

キャラが背景の赤に負けないよう、立体感を大切にすべく様々な指示をいただきました!
その指示を元に多くの修正を重ねて制作されました。


  • 左が初刷りで右が完成版。
    背景の色の深みを増しています。

  • 風・林の字と梵字部分には
    膨らみのある素材を使用して、
    素材感を演出。

  • 瞳にはキラを丁寧に入れています。

  • 当初は刀身全部に入れていた
    パール素材ですが、
    刃部分のみに入れるように変更。

これらの他にも肌の色から細かな影まで微調整を重ねて完成に至りました。
今回リリースされる中でも大判サイズの版画です。会場でその迫力を感じてください!

片桐雛太先生コメント
「戦国†恋姫」の情報が雑誌に公開される際にあわせて掲載されたイラストです。
はじめて知る方に織田・長尾・武田の三家のヒロイン、
そして久遠と剣丞の関係をイメージしていただけるように、と描きました。

続いてはこちらの久遠の作品です。

版画タイトルは『敦盛炎舞』です。

とても迫力ある作品ですね!闇の中に舞い上がる炎の中、「敦盛」を舞う久遠。
版画ではその迫力を追及して制作しました。

※敦盛・・・織田信長が好んで舞ったと伝えられる幸若舞の演目のひとつで、
      信長の名言として伝わる「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」はこの中の一節です。


最初に上がってきた試し刷りの写真です。
先生いわく、「綺麗に出来てはいるが、暗い部分と明るい部分の落差がもっと欲しい!」ということでしたので、
工房さんに調整を重ねていただきました。


こちらが先生にOKをいただいた版画の写真です。
上の最初の試し刷りと比べれば、その差は歴然ですね!

  • 左に初刷り、右に完成版の順で並べてみると・・・

  • 背景の闇に加えて髪などの黒の深みを増し、
    炎の色味を上げて周囲の色はそれに合わせて調整しました。

  • 炎の色味と黄金色部分を強くし、それに伴い扇子や光の余波を調整しました

納得の仕上がりに先生も大変満足された様子でした!

片桐雛太先生コメント
「織田久遠信長」として、静の中にある強さをイメージした一枚。
「敦盛」を見たことがなかったので、能やドラマの中のシーンを探してとにかくたくさんの物を見ました。
どれも激しい動きはなく静かでありながら男性的でどういう絵にするかとても悩みました。
「敦盛」らしさを意識したこの絵と、「舞」の綺麗さをイメージした別のイラストを描きましたが
「織田信長」としてのイメージからこちらのイラストになりました。

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Vol.1

続いて、こちらの美空と光璃の作品です。

版画タイトルは『りゅうこあいうつ!』です。

長尾 美空 景虎と武田 光璃 晴信による可愛らしさの競演!
今回版画リリースされるラインナップの中では唯一『可愛らしさ』を最優先されて制作された作品です。


  • まずは瞳にこだわりました。色合いのチェックはもちろんですが、
    瞳の中に入れるキラにもこだわりました!

  • 背景のシーツになじんでしまわないように
    影の出し方で工夫してみたりもしました。
    右の写真のように影を濃くするという試みも行いました。

  • リボン・装飾部分には初刷りよりもキラを増やし、
    立体感と質感を追加していきます。

  • 青部分にはブルー系のキラをチョイス。
    これは工房さんからの提案です。

二人の瞳の潤い、肌のなめらかさ、二人を包む布の柔らかさなど、細かなところまで会場で楽しんでください!

片桐雛太先生コメント
テーマは『オレの嫁』です。
「戦国†恋姫」制作がほぼ完了した後に描いたイラスト。
作品性とは関係なく、キャラクターの可愛らしさを存分に詰め込んで描いた一枚。
デザインもこのときのオリジナルで私の趣味です。 カワイイ二人との戯れに癒されていただきたい。

続いてはこちらの久遠の作品です。

版画タイトルは『鳰の海辺』です。(読み:におのうみべ)

朝焼けのわずかな時間。
この空気感を出すべく、紙選びにおいても朝日の雰囲気を出しやすい、多少ザラつきのある紙を選びました。
会場ではそういった部分も含めてみていただければ幸いです。
では、色校正の紹介です!


朝日のグラデーションを構成している一色一色、雲、水面の色合い、緑、キャラ・・・
今回工房さんが最も苦労した作品の一つです。


  • 左が初刷りです。腰あたりの色が若干「溶けて」しまっているようにも見え、
    メリハリが足りないので、工房さんにパーツごとに版を全て作り直していただきました。

  • 写真だと分かりづらいかもしれませんが、
    地面や草陰なども微調整を重ねています。

朝焼けの清々しさを感じてもらいたい一枚。
キャラクターをメインで描くことが多いのですが、
こちらは久遠と2人で朝日を眺める清涼な空気感を感じてもらえればと景色が大きく入るイラストになりました。

続いての作品は『真・恋姫✝夢想』からのイラストです。

サントラジャケットのイラストですので、お馴染みのイラストと感じるファンの方も多いのではないでしょうか。
版画タイトルは『天命祭歌』です。

ですが、「今回は版画化ということなので・・・」という理由で、下記のイラストにパワーアップ!

実はこちら、ジャケットに使用する際、それに合うサイズに若干トリミング(カット)されていたそうです。
今回は範囲を広げ、さらに5年の時を経て、手直しが加えられての版画発表となりました!!
手直しも数回にわたって行っていただき、版画サイズや仕様も同じく数回変更して完成に至った大作です!!

色校正も細部にわたって指示をいただきました。


  • キラを入れる部分入れない部分の境目を細かく指定していただきました。
    工房さんに正確に伝えるため、指示を書きこんで渡します。

  • 剣の装飾でハイライト部分にキレイにキラを
    入れました。先生も大満足のご様子でした。

  • 衣装のハイライト部分には
    細かいパールを入れています。

  • 玉にも非常に細やかにキラを入れております。
片桐雛太先生コメント
「真・恋姫†夢想~萌将伝~」のサウンドトラックジャケットイラストとして描いた一枚。
「恋姫†夢想」が夜、「真・恋姫†夢想」夕焼け、「~萌将伝~」は桃源郷のようであり爽やかな、
そしてシリーズを通してかっこいいイラストを心がけました。
凛々しくも華やかに感じていただければ嬉しいです。

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Vol.3

続いては、こちらの愛紗、朱里、星のイラストです。

版画タイトルは『龍姫の絆』です。(読み:りゅうきのきずな)

まず先に先生からのコメントをご紹介いたします。


今回の版画の中では一番古いイラストになります。
中華と和が入り混じった「恋姫」らしいイラストで、今でも気に入っています。
当時はまだ線をシャーペンで描いていました。
背景の枝も筆ペンで描いたような記憶があります。そのあたりの質感も再現されていて不思議な気持ちになりました。

今回リリースする版画作品の中では、一番古いイラストになるということで、
こちらも今回の版画化のために、大幅に手直しが加えられました!
先生コメントにあったように、シャーペンや筆ペンを使われていたとのことなので、
版画制作の際もその質感を再現しました。


  • 枝の筆ペン感を再現。特にかすれていく部分は見せ所ですので工房さんも力が入ります。

  • 背景にはパールを使用。乗せるところと、
    そうでないところをキッチリ分けていきます。

最後はこちらの作品です。

版画タイトルは『郷愁』です。

こちらの鞠のイラストは片桐先生担当のキャラではないのですが、初版画展開催ということで版画化の運びとなりました。

月夜が醸し出す独特の明暗と雰囲気。
こちらも『鳰の海辺』で使用する紙に近い、ザラつきのある紙を使用しました。


  • 上が初刷りで下が完成版です。
    月明かりの強さを変え、それに合わせて
    全体を大幅に調整し直しました。

  • 明るいところはもちろん、黒い雲も大幅に修正を加えています。

  • 手すりに当たる月明りも調整し、影も全て修正です。

  • 月には蓄光素材を入れます!


版画サイズはやや小さめですが、制作には苦労した一作となりました。
会場でじっくりお楽しみくださいね。

いかがでしたか?
ここでご紹介したのは、各作品の制作こだわりの一部です。
ぜひ会場では間近でじっくりとお楽しみいただければと思います。

BaseSonコメント
故郷・駿河に想いを馳せ、寂しい気持ちを抱きながらも、
それでも自分は今川家の棟梁なのだと自分に言い聞かせている鞠。
そんな切ない心の揺らぎを癒やすように、月は何も言わずにただ優しい光で少女を包み込む。

片桐雛太先生ご紹介

☆ペンネームの由来
「ひなた」という言葉の響きが好きでそこに好きな漢字を当てて『雛太』にしました。
ひなたぼっこのぬくぬくとしたイメージです。
『片桐』は『雛太』に合わせてつけました。

☆絵を描くようになったきっかけ
はっきりとは覚えていません……。
小さなころから絵を描いたり工作が好きでした。
下手の横好きです。
小学生の頃からひらひらふわふわしたお洋服を描くのが好きでした。
ずっとかわいいものが好きで、そういう意味ではあまり変わっていませんね。

☆プロになったきっかけ
『ONE2』というPCゲームの原画家オーディションに応募したのがきっかけです。
そこから原画家として『恋姫†夢想』『戦国†恋姫』などのシリーズに関わってきました。

☆座右の銘
晴耕雨読

☆ご自身の版画をご覧になった際の第一印象
これは違うものだな、と思いました。
色の深みであったり、表現できる色の幅であったり
今まで複製されたものでは見たことのないものでびっくりしました。

主宰個人サークル:ひなだまり
「ひなだまり」公式ブログ⇒http://hinadamari.blog.fc2.com/

片桐雛太先生ツイッターアカウント:@hinatanya

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